2012年6月5日火曜日

【e-音楽@みき後援催物】劇団 希望舞台による「釈迦内柩唄」公演と、プレ企画情報!※再掲

三木市でプロの劇団のお芝居を観れる機会をご紹介します。

6/14(木) 劇団 希望舞台「釈迦内柩唄」 
           作:水上勉  演出:米倉斉加年

 (劇団希望舞台HPより

花は死んだ人の顔だでぁ

一九四五年六月、秋田県大館の花岡鉱山で強制就労させられていた中国人労働者の集団脱出がありました。結果、九八六人の中国人労働者に大弾圧が加えられ、四二〇人が殺害されたと言われています。
また、水上氏の父は、棺を作り、穴を掘って八十五才まで生きました。
これらの事実をモチーフにして水上氏が戯曲として書き上げた作品です。
登場人物の弥太郎には水上氏の父が投影されていますが、たね子も、ふじ子も、さくらも、うめ子も、花岡の火葬場もすべて空想のものです。
人権思想のひろがりは二〇世紀から二一世紀に引き継がれました。しかし世界の各地で戦争、武力による抑圧は終わらず、その犠牲者は後を断ちません。
私たちのこの日本でも、科学技術の飛躍的な発達、繁栄の陰で格差が拡がり、人間性の退化、弱い者が一層生きにくい世の中になってきているのが、今の時代の特徴に思えます。
水上勉作「釈迦内柩唄」は死体焼き場を家業とする家族の生きる姿を描きながら
  • 人のやさしさ
  • 命の平等と尊厳
  • 生への渇望
を舞台を通して描きます。
人の死をめぐる中から見えてくる生命の尊さ、美しさを日本中の町や村を廻りながら、人と人との出会いの中に築きあって行きたいと願っています。

 劇団希望舞台は、2005年に朝間義隆脚本「おばあちゃん」という作品公演で三木市公演を行っていますが、今回は劇団では1000回上映をめざして全国公演を展開している、まさに劇団十八番といえる演目での登場です!
原作者である水上勉氏からも「日本人がしなければならない仕事」と激励を受けておられます。

劇団希望舞台「釈迦内柩唄」
日時:6月14日(木)18:30開場 19:00開演
会場:三木市文化会館小ホール
入場料:一般3,000円 小中高生1,500円 ※当日はいずれも500円増
主催:「釈迦内柩唄」を観る会
後援:三木市、三木市教育委員会、三木市社会福祉協議会、三木市人権・同和教育協議会、三木市老人クラブ連合会、(財)三木市文化振興財団、神戸新聞社、エフエムみっきぃ76.1MHz、e-音楽@みき

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